20100827のメモ
Amazon.co.jp: ペルト:ヨハネ受難曲: カンドミノ合唱団, ヒュンニネン(ヨルマ), レフティプー(トピ), リンドベリ(トゥーリ), ランペラ(テッポ), ヴァーリ(ユッカ),... http://www.amazon.co.jp/dp/B00005V2X3
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解説者がペルトの音楽について「落ち着きのない不穏な音楽世界の真ん中にぽつんと建った修道院である」と書いている。現代音楽の動向とは無関係に(と言っておこうか……)、ぺルトの書く非常に単純で神秘的な音楽、これ以上、うまい喩えはなかろう。純粋に孤立する修道院。
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それは見る者によって高貴にも愚かにも見える。ある者からは畏怖され、ある者からは嘲笑される。イエズスとピラトは独唱、福音史家は4人の歌手のアンサンブル。オルガンと4楽器のアンサンブル(vn、ob、vc、fg)。それに合唱。
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“ティンティナーブリ”(鈴を鳴らすような)と呼ばれるペルトの書法は、2度の隣接音を伴った小さなクラスターが全音階的な音使いの中で連続し、確かに、振られた鈴から音が零れ落ちるように聴こえる。
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音楽は静的で単純、神秘的、瞑想的な時間。劇的な近代の受難曲よりは、より礼拝に寄り添っている。あなたはここに深い精神性を聴くのか、退屈な音楽を聴くのか……。 (伊藤祐二)
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